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2010/08/01

ああ詞心(うたごころ)、その綴り方

鈴木慶一のソングライターズを観ようとして
思い出したように書棚から引っ張り出してきたのが、この本。

ああ詞心(うたごころ)、その綴り方ああ詞心(うたごころ)、その綴り方
鈴木 博文

ソフトバンククリエイティブ 1998-10
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(↑すみません、イメージがないようです。)

弟、鈴木博文による音楽本。
邦楽の詞についての分析とともに、自らの音楽への姿勢も綴られた、
論評でもあり、エッセイでもあるような内容である。
(巻末には、松本隆との対談も)

98年の発行、元々は何かの雑誌の連載コラムだったようで
実際に書かれたのは、それより前のものが多いが、
採り上げられている楽曲たちが、秀逸なものばかりである。
亡くなった人を除けば、ほとんどが今でも現役の人たちによって綴られたものだ。


早川義夫「サルビアの花」
遠藤賢司「カレーライス」
はっぴいえんど「風を集めて」
あがた森魚「冬のサナトリウム」
ムーンライダーズ「鬼火」
RCサクセション「トランジスタ・ラジオ」

ユニコーン「車も電話もないけれど」
友部正人「すばらしいさよなら」
The ピーズ「日が暮れても彼女と歩いてた」
電気グルーヴ「N.O.」
小沢健二 featurinng スチャダラパー「今夜はブギー・バック」
奥田民生「人間」
サニーデイ・サービス「田園風景」
TOKYO No.1 SOUL SET「ロマンティック伝説」

カーネーション「市民プール」
ハイポジ「身体と歌だけの関係」
スピッツ「ロビンソン」
SMILE「明日の行方」
青山陽一「CYCLONE」
坂本龍一「美貌の青空」
松任谷由実「輪舞曲(ロンド)」
井上陽水「嘘つきダイヤモンド」

サニーデイ・サービス「恋に落ちたら」
上田現「ファウル」
原田知世「メトロ」
GREAT3「嫉妬」
大貫妙子「黒のクレール」
泉谷しげる「春夏秋冬」
矢野顕子「ひとつだけ」
ソウル・フラワー・ユニオン「エエジャナイカ」

UA「情熱」
吉田美奈子「KEY」
槙原敬之「まだ見ぬ君へ」
PUFFY「これが私の生きる道」
斉藤和義「月影」
SMAP(スガシカオ)「夜空ノムコウ」
小島麻由美「嵐前の静けさ」
森高千里「忘れかけてた夢」


オムニバスアルバムができそうな選曲。
おそらく、自らの意思だけによるものではないだろうが
(鈴木慶一に「ピーズの詞はいい」と呪文のように唱えられて、
 「日が暮れても彼女と歩いてた」を採り上げたというエピソードはなかなか興味深い)
それでも、今でも色あせることのない楽曲や、
知る人ぞ知る、隠れた名曲ばかりである。

しかし、ここで書こうと思った動機は、それだけではない。
鈴木博文という人の巧みな言葉の綴りと、その感性があらゆる文面から感じ取れるからだ。

これらの楽曲に寄り添ったり、立ち向かうことによって発せられる言葉には
自身の音楽への姿勢や世界観が明確に表れていて
単なる論評で終わらない、独特の文章となっている。


もう10年以上も前に、どういうきっかけでこの書籍を購入したのか
すっかり忘れてしまっているのだけど、
自分はここから何かを感じ取ろうとした筈で、
今あらためて、しみじみと読み返してしまった。


ここ数年、多くの優れた人たちの文章に直面して
自分の語彙の少なさ、表現の乏しさをつくづく思い知らされていたのだけど
この本を読んでいると、その人にしか出せない味わいというのもあるんだな、ということにも気づく。
単に個性と言うのではなく、味わい。

その人が過ごした日常、見聞きしてきた事象や風景によって育まれるもの。
これらをもっと日々に活かすべきではないか、と直感的にひらめいた。

もちろん、伝えるためのテクニックも必要なのは言うまでもなくて
この点においても揺るがない鈴木博文さんの言葉を、今一度噛みしめてみようと、考えた。


その結果が自分に何をもたらすのか、どこへ向かうのかは確実ではないけれども、
何か大事な感覚をどこかへ置いてきてしまっていたことに、
今さらながらではあるけど、気づかされてしまったのだった。


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