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2009/04/12

ホンモノであれば、誰でもパンク

ありきたりの感想になるかも知れませんが
「少年メリケンサック」の感想を日が浅いうちに書いておきます。

(まだ観ていない人は、この先読まないでください。って、今頃の話ですが)


あらためて思ったのが、クドカンの時間軸の使い方。
You tube?での動画が、実は25年前の映像だったという話のきっかけはもちろんだけど、
その映像に裏のドラマや奥深い意味があって、これを最後までフラッシュバックのようにして
ドラマを作り上げていっているところ。

たまたまTVで木更津のワールドシリーズを前日に観ていたのだけど
(しかも初めて。バンビの設定が・・・こんなの全く知らんかった。念のため)
よくやる、1つのシーンにいくつもの視点を重ねて、ドラマに幅と厚みを持たせ、立体的にしてしまう手法。
木更津や流星ではトリッキーにして驚かせ、メリケンサックではさらに心の奥や裏を引き出そうとしていた。

ギターのリフのような骨格づくりをしたなかで
1つの角度でしか物事を観ることができないのはナンセンス、と言うかのように
ベースを響かせ、ドラムでリズムを入れながら、肉づけし、遊んでいる(言葉悪いけど、いい意味で)。

いや違うだろ、こうだろ!という葛藤のなかで、場面場面を作りこんでいるように見えるのだけど、
だからと言って、単に並べ終わるだけでなく、後でしっかりと集約されていた。
当然と言えば当然ではあるが、巧みである。


オープニングのドキュメントタッチで、いろんな人へのインタビュー形式で
パンクを語らせているのが、今回興味深かった。
音楽番組や記録映像で使われる、ああいうトーンが好きなので余計に。

最初は一般的にパンクに関するインタビューなんだけど、
その後はメリケンサックというバンドを語らせ謎をふくらませる。
期待を抱かせ、見事に裏切る。時には滑稽に、またある時は残酷に。

これを巧みに使って、最初は普通に思い出を語っていたマネージャーが
本当は一番極悪だったという、バンドの裏の部分を見せていた。


アイドルバンドやその他、売れ線の商業主義に走る音楽への皮肉を要所要所に入れているのだけど、
実はメリケンサック自体も人の手によって作られていたという仕掛け。
(アイドルバンドからメリケンサックへと変貌する様は、ホント狂気じみていた)

AKIOとHARUOの確執(大阪で警官に「お前ら漫才師か」と言われてたのも面白かった)、
ホントはすべて気づいていて、それを隠すように心の中に閉じこもらせてしまった(かもしれない)JIMMY。
それでも皆についていくYOUNG。

乱暴な言い方をすると、最初は「スウィングガールズ」や「リンダ・リンダ・リンダ」の
クドカン流パンク版成功ドラマに思えたのだけど、後半はそこからパンクだけが飛び出してしまっていた。

良くも悪くも皆が心をさらけ出し、一つになったときに
「25年目の再結成」にして番組をぶち壊すパワーが再び生まれる。
いろんな過去と現在の葛藤を経て
真のパンクバンドとなったという結末が清々しく?感じてしまうのだった。


「パンクは生き様なんだよ!」と、かんなの夢のなかで
事務所社長であるユースケが薄っぺらい言葉で喜ぶシーンがあった。

そのセリフも茶化しているように見えるけど、
人間くさい感情と反骨精神から出る「臭い」さえあれば、どんなヤツでもパンク。
リアルでホンモノの言葉に化ける可能性は、誰にでもあるんじゃないかと思った。本気さえ出せば。

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